この1か月ほどのあいだにもあちこちでスタッフが研修に参加しています。
6月9日は大阪社会福祉指導センターにて、「ワーキングメモリーと学習支援」の研修があり、Libra職員が受講してきました。講師は湯澤正通先生。
こんな本も出しておられます。ワーキングメモリーの特性別に学びやすい方法を示した良著です。
生活においても学習においても苦手が多い子どもと関わるときには、まず「わかりやすくする」ことが一番大事だと言ってもよいぐらいだと思います。しかし、物事を記憶したり、情報を処理したりする方法は人それぞれ違うので、個別に考えていかないとうまくはいきません。
参加したスタッフは、学習や活動において目標を明確に設定することの大切さやワーキングメモリーを育んでいくための大人の役割を学ぶことができたようです。貴重な研修機会でした。
6月26日は、京都市内にあるバザールカフェにて事例検討会があり、行動援護ヘルパー1名が出席してきました。主に参加していたのは、ヘルパーや社会的養護に関わる施設職員などです。
北九州の「スーパー里親」として有名な土井高徳さんを招いた事例検討会。思春期から青年期にかけての難しい事例について議論しようとすると、発達、障害、精神疾患、虐待、非行、家族など幅広いテーマに関する知識が必要になります。土井さんはうってつけのゲストで、3つの事例について今後のビジョンを提示してくださいました。
発達障害に関わる立場からすると、社会的養護に関わる職員さんたちと知識が共有していけると相互に学べるところがあるな、と感じられる研修でした。発達検査の所見を読み解く研修とかいっしょにできたらいいな、と思います。
7月4日は、山城南保健所にて「発達障害児等支援研修会」がありました。保育所、児童発達支援、放課後等デイサービス、市町村行政など、山城南部で子どもと関わる職員が対象です。法人代表者とこねっく職員が参加してきました。
すてっぷセンターの平井所長が講演されるということで、地域の療育システムの話をされるのかと思いきや、子どもの初期発達についての講義が中心でした。療育関係者にとっては基礎的な内容であったはずですが、よい復習にはなりました。ありがとうございました。
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