NPO法人そら代表の地主です。
いつも子どもたちのために力を貸してくれてありがとう。この夏は自分自身もかなり学生スタッフによる活動に参加しましたが、これを読んでくれている人の中にはまだ会ったことがない人もいるはずです。その方たちには、はじめまして。
以下は、11月20日(日)にいつもとは少し違う種類のイベントをやるので協力してほしい、という案内です。
まずは、前置きから。
皆さん知ってくれているとおり、私たちは「子どもたち(と家族)」の支援をしています。「障害をもつ子どもたち」や「ひとり親家庭の子どもたち」。NPO全体としては「乳幼児とお母さん」「学校に行けていない子どもたちのお母さん」などへの支援もあります。
地域で子どもの支援をやっていると痛感しますが、ただ「子どもと家族の支援をしています」と言ってもなかなか親子と出会うことはできません。何をやっているのかよくわからないからです。「障害児」「ひとり親」「不登校」など、私たちは「看板」を掲げ、親子は「ラベル」を貼られて、ようやくお互いに出会うことができます。
けれども、生きていくために支えられたり、誰かから元気をもらったりする必要がある親子はもっと多様です。本来は「看板」や「ラベル」とは関係なく親子と出会いたいですし、「そら」はどんな親子からも身近に感じられる場として地域から認知されていきたいと思っています。
コロナ以前、11月は府立の公園で開催されるイベント(『せいか祭り』)に出店して、子どもたち1,000人以上にゲームをしてもらっていました。しかし、一昨年は中止。昨年はオンライン開催。今年も規模縮小。
それならば、私たちが自由に使える法人本部の入ったビル(ほうその共生ビル)を使って、地元の子どもたちや家族に幅広く楽しんでもらえるイベントをしたらよいのでは…?ということで、昨年度から企画を組んでいます。昨年は子どもが110人、保護者が20人くらい参加してくれました。
全体のイメージは以下のとおりです。
【密回避型イベント】はやすぎたサンタとプレゼントのなぞ(仮)
日時:11月20日(日)9時30分~16時30分
場所:ほうその共生ビル(「そら」本部の入居しているビル)
概要
- 小学生向けのリアル謎解き・脱出ゲーム風イベント
- 主な参加対象は地元の小学生(低学年~高学年)
- 参加費は100円または「あなたの宝物を教えてください」にして、0円での参加も可
- 3階建てビルの全フロアを使用
- 子どもは1~3人が1組となって、ゲームに参加する
- 同時にスタートするのは3組(密回避)
- 全体を3ステージ(3フロア)に分け、およそ20分おきに次のステージに移動(密回避)
- 小学生が幅広く参加できるように、ゲーム中でヒントをもらいながらクリアに向かえるように難易度を調整
- 1日で100~150人の子ども参加を目標
シナリオ(仮)
カレンダーを間違えて、11月に来てしまったことに気がついたあわてんぼうのサンタクロース。サンタの国に帰ろうとしたら、そりをひいてくれるトナカイたちはお腹がすいてもう動けない…。ビルの中にあるトナカイのエサを見つけ出して、サンタに渡したら、1か月早くプレゼントがもらえるかも!
こんな感じで企画しています。
やってみたいと思ってくれる人は、11月20日を空けておいてください。スタッフ募集の連絡はまた改めて送ります。
少し先ですが、忙しい学生の予定はすぐに埋まってしまうと思います。スタッフは20人いてもまだ足りません。昨年は40人くらいでやりました。なお、どこからの財政的支援もなく熱意だけでやる活動なので、交通費等は出ません。ごめんなさい。
当日以上に、準備は大変です。具体的なゲーム内容の考案、難易度の調整、子どもとスタッフの動きについてのシミュレーション、大道具や小道具の作成、そして子どもたちが来てくれるための広報。昨年度もやっているため、少し見通しは持てているものの、たくさんのスタッフの協力が不可欠です。
10月から11月にかけて1か月半くらいで準備をします。上に書いたようなことはオンラインでは難しいことばかりですから、集まることも増えるでしょう。準備日を決めて、3階のフリースペースを開放して、作業をします。
子どもたちも学生たちもみんな元気になれることをしましょう。どうぞよろしくお願いします。
なお、昨年度の様子は以下の記事も参照してください。