子育てに悩んだときや疲れたとき、子どもを預かってくれる場所や話を聞いてくれる専門機関はそれなりに増えてきています。
一方で、親として「もっと子どもとうまく関われるようになりたい」と思ったときには、「預かる」でも「相談する」でもない別の選択肢が必要です。
その選択肢のひとつとして「ペアレントトレーニング」(通称:ペアトレ)があります。
「ペアレントトレーニング」は「実際にスキルを身につけて、親自身が子どもとの関わり方を変えていく」ことを重視します。子どもの行動に対して親がイライラしてきつくあたり、さらに子どもの行動が悪化する、というような悪循環を断ち切るために、全部で6回のセッションを通じて、子どもの望ましい行動を増やす方法を身につけます。毎回「ホームワーク(宿題)」を出し、家庭での子どもの行動を観察したり、学んだ方法を試したりもしてもらう実践的な内容です。
もともとは発達障害をもつ子どもの子育てに有効性が認められているプログラムですが、子育てにやりにくさを感じておられれば、役立てられます(「発達障害」についての説明もしますが、その有無にはこだわっていませんし、その線引きにこだわる意味も感じていません)。
全6回の内容(概要)は以下のとおりです。
- オリエンテーション
自己紹介
「発達障害(発達の特性)」とは
「ペアトレ」とは - 子どもの行動を3つに分ける
肯定的な注目と否定的な注目 - よい注目の仕方「ほめる」
様々な「ほめる」
親子関係をよくする言葉かけ - 効果的な指示の出し方
- 好ましくない行動を減らす
まとめ - フォローアップ(5回目の3か月後に実施)
精華町からの事業委託を受けており、対象者におよその定めがあります。詳しくは「そら」にお問い合わせください。