終わりとはじまり

講師派遣

7月3日は、京都市の南部障害者地域自立支援協議会(児童に関する専門部会)にて、法人代表がお話をさせていただきました。タイトルは「『障害児支援』の終わりとはじまり」。

場所は伏見区総合庁舎1階ホールです。放課後等デイや児童発達支援、相談支援、児童館、支援学校などから53名の方がご参加くださいました。代表が学生のころにお世話になった方とひさしぶりに再会できたりもしました。

そらの歴史を通じて、私たちの活動が大切にしてきたものを知っていただき、

いまの障害児支援の課題と思える部分を1時間半ほどお話ししてきました。講演後のグループワークと質疑応答でもよい議論ができたと思います。

「そら」がその前身と言える活動をはじめたころとは大きく異なり、「福祉サービス」として支援を求める人たちにとってはとても便利な時代になりました。親がどうしようもなく身を寄せ合う時代も、藁にもすがる思いでボランティアに頼ろうとする時代も終わったように見えます。

一方で、親子にとって何が必要であるのか、を出発点にして支援を考えるという当たり前の理念は福祉現場からどんどん失われてきているとも感じています。放課後等デイサービスや児童発達支援の数が増えれば、すべての問題が解決するわけではありません。もっと違う場所、違う支援を必要とする親子だってたくさんいるのです。

今回お邪魔した京都市南部自立支援協議会は不登校や貧困、虐待などにも関心をもって取り組まれており、希望を感じました。支援者のスキルも地域システムもきっと良い方向に進んでいかれるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました