揉めにくいおもちゃ

学びの広場

今日は新しい子どもの体験利用もあった「学びの広場」でした。

ところで、おもちゃ選びはなかなか難しいものです。

子どもの年齢相応と思って用意してもまったく興味を示されなかったり、ルールが正しく理解されなかったりします。

さらに、たくさんの子どもがいるとその中には「待てない」「やりたい行動を我慢できない」「負けるのが許せない」など、みんなと協調するのが難しい子どもがいて、遊びが中断されたり、ケンカが起きたり、みんなが嫌になってやめてしまったりすることもあります。

どうやったらうまく遊べるのか。その場にいる大人の腕の見せどころでもあるのですが、やっぱりおもちゃそのものの仕様が遊びやすく、揉めにくいようにできているのが理想的です。その観点からおもちゃを選んで、先週と今週にデビューさせてみました。

どちらもなかなかよかったので、うれしくて、載せておきます。おすすめです。

こちらはいわゆる『ウォーリーを探せ』のカードゲーム版です。カードを引いて、印刷されたキャラクターを探します。見つけた人がカードを獲得。

早く見つけるというのは「ずる」がしにくく、探すものをカード化することでちゃんとゲーム性もあります。大人といっしょにやると子どものほうが早く見つけやすく、なんだか得意げです(←これは大人を含めて遊ぶときにとても大事と思います)。

そして、今日デビューさせたのがこちら。ドイツで長年にわたって子どもたちに楽しまれているおもちゃです。

画像ではわかりにくいですが、順番に引くカードの指示に従って、山の上にウサギのコマを進めていくのですが、カードの中には山の頂上にある「にんじん」をまわす指示が混ざっています。指示に従ってにんじんをまわすと、どこかのマスに穴が開く構造になっており、せっかく進めてきたウサギが落ちてしまう、というゲーム。てっぺんまで一番にのぼった人が勝ちです。

運の要素が強い中に、少しだけの戦略性もあって、ルールを逸脱しにくいと思いました(異年齢集団においては「運」で勝てるときがある、というのは大事です)。操作する楽しさもあり、みんな楽しそうににんじんを回してました(ガチャポンをまわすような感覚の心地よさがあるのです)。

買ったはいいがお蔵入り、というおもちゃを増やさないように、子どもの特徴をとらえたおもちゃ選びを続けていきたいと思います。

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